皆さんこんにちは。神戸支店の宮島です。
先日、西宮市で隣りあったお家2件、屋根の同時葺き替えが終了しました。
以前のブログでもお伝えした様に、耐震診断では
屋根
壁の強さや壁のバランス
基礎
各種建材の痛み具合
などをチェックして行きますが、耐震補強するとなると、家の大きさや形によっては補強し易いお家もあれば、大変難しいお家もあります。
しかし、難しい状況であっても、別のアプローチで被害を減らせる選択肢は沢山あり、家具の固定や傷みを修繕するメンテナンス、雨漏りと地震対策の一石二鳥になる屋根の軽量化はよくご提案する部分です。
そこで今回は屋根葺き替えを行いましたが、いつもと違うのは、2件同時に行う事でした。
もともとT様とN様は家を建ててから、金属サイディングや波板の貼り替えなども同じ業者さんへ依頼されていたそうです。
今回私がたまたまT様へ屋根の葺き替えをお勧めした所、一緒に出来ないですかと言うお話になりました。
せっかく足場を建てますので、鉄で出来た雨戸や鉄柵、ベランダ周りやシャッターの鉄部も塗装します。
そして完成しました。
N様・T様と打ち合わせをしていた時に感じた事ですが、お互いに仲が良く、互いのご家族が寝ている場所までご存知でした。
阪神大震災で「家は倒壊したが命は助かった人」という方々が居ます。
消防や警察、自衛隊ではなく”8割以上は近隣住民に助けてもらった”と分かっており、「T様とN様は地震があった時もこういった理由で助かるんだろうなぁ。」とデータを肌で感じた瞬間でした。
N様・T様、この度はありがとうございました。