こんにちは。
ナカタの上村です。
加古川市で基礎補強工事が終わりました。
昭和56年以前の木造住宅では、基礎に鉄筋が入ってないことが多く
地震に対しての抵抗力が低い建物がたくさんあります。
コンクリートは圧縮力(重さを支える力)には強いですが、引っ張り力(地震の揺れ)に対して非常に弱いです。
昔は基礎に鉄筋を入れる場合、一から基礎を作ることが一般的で費用も時間もかかっていましたが、SRC(炭素繊維シート)という基礎に巻き付けることができる部材が登場し、費用も時間もかなり短縮されています。(普通のお家なら1日で工事終わります。)
まずは、基礎の掃除です。
イメージとしては、携帯の保護フィルムと同じです。
シートを貼る前に砂・土などの汚れがついているとコンクリートに付着しませんので
基礎をキレイにします。
次に、専用のプライマーを使い基礎の状態を復活させます。
そして、樹脂の接着剤を塗布した上にSRCを貼り付けます。
最後にもう一度、樹脂の接着剤を塗布して、ローラーで空気を抜いて完成です。
空気が入ると後からシートが浮いてきますのでこれがかなり重要です。
ほとんど、携帯の保護フィルム貼りと同じですね。
F様邸では、他にも白蟻防除、屋根の漆喰補修工事も行いました。
お家も人間と同じで、足元が大事です。目に見えない所だからこそ気づいた時に
対処していきたいですね。
娘さんも仕上がりに満足してくれましたので、とても嬉しかったです。
施工の当日もお庭の手入れをされており、とてもお家を大事にされているのが
伝わってきました。
これからも大事にしてください。
今回、ナカタに工事を任せて頂きましてありがとうございました。