先日、奈良県のN様邸の屋根の葺き替え工事が終わりましたので、今回は「屋根」のお話しです。
事前に行いました耐震診断の結果による屋根の葺き替えをご希望されたのですが、葺き替えをされる理由は大きく二つになると思います。
1、屋根からの雨漏れによる瓦の補修(葺き替え)
2、耐震性を向上させるための瓦の軽量化
が代表的です。
もちろん、老朽化したためであったり、家全体のデザインを変えたかったり等、理由は色々あるわけですけども、今回のN様に関しては、雨漏れ・耐震性の両方が葺き替えのご決断理由になりました。
特にこちらのN様のお家、広い平屋でして、耐震診断の際、雨漏れ跡がありました。平屋のお家は2階建てや3階建てのお家よりも、雨漏れが直接生活に支障をもたらしますので、非常にお客様も気にされていました。
次に、雨漏れを直すには、屋根の葺き替えが一番最良の処置ですが、その際、また重たい屋根瓦を載せるのではなく、出来れば「軽量化」が望ましいです。
実はこの屋根の重さというのは耐震性に大きく関わっていまして、重い建物は耐震性が不利になります。昨今、新築で建てられているお家を見ますと、ほとんどが軽量化された軽い屋根材が使われています。
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工事は何の問題なく、完成しました。
今回、お客様にご提案させていただきました屋根材は、株式会社ケイミューの「コロニアル・遮熱グラッサ」です。よくカラーベストと呼ばれています。一般的なカラーベストは、紫外線に弱く、十数年もすれば色あせがおきます。さらにそれを放置し続けますと、屋根材が反り返ったり、最悪の場合は雨漏れを起こしてしまいます。その点、この「グラッサシリーズ」は特別な塗装(グラッサコート)が最初から施されていまして、30年経過しても色あせが起きません。
さらに「遮熱グラッサ」はその遮熱性も向上しています。遮熱性を高めることで、屋根の表面温度を下げ、屋根裏の温度も同時に低下します。結果、お部屋も比較して快適になります。
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古い瓦屋根、耐震性の向上など、一度屋根の葺き替えをご検討してみてください。
◆ビフォーアフター
●施工前