最近、朝晩はとても寒くなりました。
無駄な肉も、いや必要な肉すら無い私には皮一枚でこれからの寒さに立ち向かっていかなければなりません…株式会社ナカタの佐竹です。
普段、耐震診断という「お家の健康診断」を行う我々も、ただの人間ですからこういう季節の変わり目には風邪などの病気に気をつけなければなりません。
皆さんもお気をつけください。
さて、ホームページでもお知らせしていましたが、先日の10月27日、NPO法人「人・家・街安全支援機構」(通称:LSO)主催で「出前講座」が開かれました。
場所は、大阪市東住吉区です。会場は東住吉区南部文化コミュニティセンターです。
地域により来られる市民区民の方の数は、差があるのですが、今回は10数名の方がご参加くださいました。PM7時というお食事時のスタートだったのですが、地震への感心を持たれている方はまだまだ多くはありません。
地道な努力の積み重ねで、全ての皆様までお伝え出来るよう継続が大事だと思います。
11月4日には耐震診断の受付会もありますので、今回の講演を聴かれた方が来られると大変励みになります。
肝心の出前講座でのお話しですが、どういった内容かといいますと、
・南海地震を想定した家屋内部のシュミレーション映像
・震度7の地震が起こった際の、補強後の建物と無補強の建物の違い(実験映像)
・大阪市における主な地震(活断層)とその被害想定
・巨大地震発生の周期と、これまでの地震の歴史
・耐震診断への市町村(大阪市)の取り組み方と補助制度について
・耐震診断によって家の状態を把握できること
・耐震設計と耐震補強について
・耐震補強による補助制度を利用した上手な家のリフォーム事例
・助けられる側から助ける側へ、ひとりひとりの安全への取り組み
などなど。
弊社の代表である、仲田勝洋から皆様へ講演させていただきました。
映像も交えながらの説明でしたので、区民の皆様にも分かりやすかったとは思うのですがどうでしょうか。
私も普段から聞いたり話している内容でありながら、新たな発見もありました。
大切な事は、災害を意識し、減災に努めるという事。
巨大地震は起こるものとして、まずは出来る事から始めていく事が減災への第一歩です。
阪神・淡路大震災では、家が大丈夫でも家具等の下敷きで亡くなられた方もたくさんいます。
宮城県沖地震では、家具の転倒で脱出口までの経路が塞がれ、津波の犠牲にあった方もおられたかもしれません。
家具の固定や、ガラス飛散防止のフィルム、火災報知機などなど。
ホームセンターで簡単に揃うものばかりです。
あとはやるかやらないかだけの問題です。
それと大事な事は、専門家による「耐震診断」をきちんと受ける事です。
耐震補強ももちろんなのですが、専門家は上記のような、誰でも出来る対策から丁寧に教えてくれます。間違った認識をされている事もありますので、まずは正しい知識を得ることも大切だと思います。
またこういった耐震化を促進するため、「市民フォーラム」や「出前講座」は、これからも開催されていきますので、地震に興味がある方もない方も、お気軽にご参加ください。
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