10月に入って台風の被害が多発しています。
特に10月11日に発生した台風26号。
実はすべての台風には「名前」というものがあるそうで、日本では「台風○○号」といった、番号方式を使うようですが、世界の国々ではあらかじめ台風名のリストから名称を選択する「リスト方式」というものが多いそうです。
ちなみに、台風26号のアジア名称は「Wipha(ウィパー)」。タイ人の女性の名前だそうです。
やっぱりオンナは強い。
この台風は、関西ではあまり大きな被害は出なかったものの、関東、特に伊豆大島は甚大な被害をもたらしました。
死者30人、当時の行方不明者16人。※うち一人が実在しない人物で15人に訂正されました。
10月23日に今回の記事を書いているのですが、およそ1800人の自衛隊を派遣して捜索活動が行われていたようです。
そして台風の恐怖はまだまだ収まりません。
10月16日に発生した、台風27号「Francisco(フランシスコ)」。※米国、男性の名前
10月21日に発生した、台風28号「Lekima(レキマー)」。※ベトナムでよく食べられる果物
台風27号の予測進路 ※10/25時点
この二つの台風が26・27日の週末にかけて、日本列島に接近する可能性があります。特に台風27号は、前回の台風26号よりも大きな勢力を持っているようで、今回大きな被害が出た伊豆大島も予測経路上にあり、町では540人あまりの高齢者の島民に避難の意向を調査。
およそ50人が島外に避難するようです。(人数の情報が各紙面バラバラですので正式には分かりませんが。)
そして今回、台風を記事にすることで、今まで聞いた事が無かった言葉を見つけました。
「藤原の効果」。
台風27号と台風28号。ダブル台風の直撃により、いまこの言葉が注目されているようです。
この言葉、平安時代の歴史上の出来事のような印象がありますが、2つの台風が1000キロ以内に接近した場合に、台風の動きが複雑になる現象のことをいうようです。
台風27号のスピードが遅く、後から発生した台風28号が早いため、今回の藤原の効果によって、ふたつの台風が反発し、近づいたり離れたりして進路が予想しづらくなるそうです。
出来れば、日本列島から遠く離れた方向へ進路変更してもらいたいものです。
我々、株式会社ナカタは地震の怖さを常々考え、皆様にお伝えしてきました。
古くからあることわざで、「地震・雷・火事・親父」。世の中で特に怖いとされているものを順に並べて、調子よくいったことばです。
今回の台風の被害から見て、台風もこのことわざの中に入るべきなんじゃないか?と思ったのですが、実は最後の「親父」には、台風を意味する「大山嵐(おおやまじ)」が変化したという俗説もあるようです。
うーむ…納得しました。