初めまして、社内一「スマート」な耐震診断士の平井と申します。
先日、京都府のO様邸に耐震診断でお邪魔しました。
1階の間取りは4畳半の和室が一間、17畳ぐらいのLDK。
2階は6畳の和室が二間といった家屋でした。
築年数は、新耐震基準改正前(昭和56年)の建物でした。
まず、2階から調査して、次に1階を見ていく順序です。
1階を診断した時、畳が沈んでいるのを発見し、畳をめくると下地の荒板まで白蟻の被害が出ていました!!
床下に入った時も、さすが京都!完全に蟻害祭り…
といった感じで、施主様もびっくりされており、我々もよくある事とはいえ、ここまで激しいのは珍しい方でした。
現状の報告に伺った時も、ずっと気にかけていらしたので話はすぐにまとまりました。
しかし、肝心の耐震性がなく、補強するにも土台がスカスカなので、かなりの大改修になります。施主様としては、いずれ足腰が悪くなるのを見越し、1階の和室を6畳の洋室にしてベッドを置きたいとの事。耐震性よりも、そちらの必要性を重視されていたので、提案は、まず白蟻をやっつけてから、土台・大引き・根太・束柱.束石をすべて交換(土台に関しては補修)し、4畳半を6畳の洋室に変更します。
そして、キッチンも一緒に入れ替えました。金銭的に予定外だったみたいですが、それよりも必要性を強く感じると、すべての工事を任せて頂くことになりました。
そして、工事は順調に進みました。
当社の大工さんは、腕はいい、気前もいい人たちばかりです。
ちなみに下の一番右の写真は私ではないですからね。(ぜんぜんスマートじゃないですし…)↓↓↓
壁紙がきれいになっても、コンセントが昭和では見栄えが悪いので、すべてをサービスで一緒に変えました。あと、樋の清掃や2階から1階へ荷物を移動させる等、私自らも進んでできることをしました。
本棚はさすがに重く、職人二人と私、ご主人の五人で降ろしました。久々に体を動かし、汗をかきました。すると、翌日には軽く筋肉痛になっていました(笑)
施主様はすごく喜んでくれていました。私自身、今まで工事をした中でも、すごく思い入れのある現場となりました。
できれば、あの有名なCM―現場が京都なだけに京都銀行!?じゃないですが、長いおつきあいができれば幸いです。
私は『施主様が求めるもの+αの事』を、手を抜かずに実行できれば、必ず満足していただけると信じています。次は是非、耐震改修をご提案できればいいと思います。