あけましておめでとうございます。本年度もよろしくお願い致します。
前回も記事にさせて頂きました、吹田市のK様邸の耐震改修に伴う屋根葺き替え工事について今回はご紹介させていただきます。
重い屋根は地震に弱いというのは、今までもお伝えしてきましたが、耐震性向上のためには屋根の軽量化はほぼ必須といえます。
イメージとしましては、例にあげますと収納棚などでも、上の方に重いものを入れて下に軽い物を入れていたら、少しの揺れでも倒れてしまいますよね。
家も同様で、頭が軽い方が、建物への負担は少なくなり、耐震的には安全といえます。
昔ながらの重い瓦の屋根も、手入れをきちんと行っていけば耐久性に優れた経年劣化の少ない歴史のある優れた素材なのですが、耐震をお考えの方にはなるべく葺き替えをお薦めするようにしております。
また、屋根の軽量化の詳しいお話はこちらでもご紹介させていただいてます。
今回のK様邸は、和風の家でしたので、お客様が選ばれましたのは、ルーガ「雅」という和風の瓦に見える軽量瓦でした。
まずは既存の屋根を撤去します。もちろん処分も必要ですので、費用もかかります。
併せて瓦の下に敷かれていた土も撤去・処分です。
キレイに剥がれましたら、構造用合板という板を貼り付けていきます。
防水シートを被せて貼り付けていきます。これが破れますと雨漏れの原因となります。
軽量瓦 ルーガ「雅」を新設していきます。ビス止めしていきますので、風で飛んでいったりというトラブルは起きません。
最後に板金で棟を作り完成です。
屋根の葺き替えはそう何度も行えるほど安価な買い物ではありません。葺き替えの際は慎重に材料を選んでください。また、我々診断士に気軽にご相談ください。