子育てに奮闘中の河口です。
先日、吹田市のN様邸で補助金を利用しての耐震改修工事が終わりました。
ある日、診断結果をお持ちし、説明の時でした。奥様は1人暮しなんですが、
東京に住む娘夫婦と奥様との会話で、関東も地震が多いし、関西もまたいつ
どこで、大きな地震が襲ってくるかわからないので、何か出来る事があればね、
と話されていたみたいです。
本当にその通りで、
今は日本中どこに巨大地震が襲ってくるかはわからない時代です。
そうした話しを行っている中で耐震改修工事が少しでも減災や救える命がある
という事を理解していただき工事にという運びになりました。
吹田市に関しましては、
府内の市町村と同じ、昭和56年以前(※1)の木造住宅に耐震化に向けた
補助制度が設けられています。
補助額も「補強設計費」が最大10万円、「耐震改修工事」は70万円
(所得により最大90万円)となりまして、少しでも負担を軽減してくれます。
今回は診断結果を元に評点(※2)を0,7以上に引き上げる耐震改修工事を
行いました。耐震改修工事は壁量を上げ、バランスを整えるのに用いる
コボットを使用しました。
クロス仕上げ、身長が計測できるツリー形のクロス、
斬新でユニークです。お孫さんのためにです。
このN様邸は元々屋根も軽量化にされていましたので、壁量工事のみで
終了しました。
工事期間は1週間で終了し、最後のクロス仕上げに関しては、
奥様からの意向で、身長が計測できるツリー柄のクロスで仕上げました。
たまにくるお孫さん の成長を一緒に分かち合えるため用との事です。
早くお孫さんがあのクロスに並んで身長を計測していただきたいものです。
(※1)「昭和56年5月31日」以前に建てられた建物については、
旧耐震の基準で建てられており、耐震性が低く倒壊の可能性が高い
建物がほとんどです。
(※2)建物の強度を表す数値。建物の立地条件や重量・形・面積に対し、
壁の強度や配置バランスを計算し、出された数値。