こんにちは、株式会社ナカタの今西です。
今回は吹田市の補助制度を活用した耐震改修と要望に応じた
リフォーム例のご紹介です。
昨今、中古物件の流通について活性化を図る国の施策などが
ニュース報道等で取り扱われております中で、
昨年の年末より若いご夫婦様から弊社ホームページをご覧頂きまして
新居で買われました中古物件の耐震性についてのご相談がありました。
昭和56年以前に建てられた(※1)建物であるとの事で、
物件のあります吹田市での耐震の補助金制度についてお話しさせて頂き、
ご夫婦様より家にかける思いなども伺いました。
新居を構えるにあたり、耐震性は元より和室のお部屋については
小さいお子様がケガしにくい様な対策、利便性の向上や室内の印象を
変えて欲しいとのご要望を受けてプランを作りました。
耐震診断の結果を受け、
(1)上図の赤い線(壁にあたる箇所)への補強が必要であること。
(2)対象箇所の和室の改修に合わせた床面と天井のリフォーム。
というご提案をさせて頂き、補助金の活用のお手伝いと
耐震化を絡めたリフォームを実施する運びとなりました。
プランを元に行いました和室の改修風景をご紹介致します。
(3)畳→床への改修と同時に耐震壁への改修も実施。
必要に応じ柱を新設しコボットを取り付けます。(赤矢印)
クロス用の下地を貼り付けまして、
(4)完成!天井部と壁の色味を合わせてお部屋に統一感を持たせました。
天井・床もご覧の通りとなりました。元々の柱の濃い色味を活かしつつ、
和風モダンなお部屋へと変わりました。
今回、Y様邸におきましては
耐震改修工事+耐震化への設計+床面と天井リフォームと合わせて
合計160万円(税込)となりました。
平成28年度の吹田市の耐震改修の補助金制度を用いまして
耐震化の工事費用に掛かる補助金90万円、
耐震化の設計に掛かる 補助金10万円、
補助金合計100万円を活用して頂く事となりました。
弊社一同、工事を手掛けます棟梁筆頭に職人さんとも
ご夫婦の新たな門出のお手伝いになればとの思いで、
一丸となって取り組みました。
(※1)「昭和56年5月31日」以前に建てられた建物については、
旧耐震の基準で建てられており、耐震性が低く倒壊の可能性が高い
建物がほとんどです。