最近は新潟の地震を始め本当に地震が多くなってきています。
ここ最近でも耐震診断を始め耐震工事を行いたいと言うお客様が増えているように思えます。
文部科学省の耐震診断アンケート調査では、地震に備えて水や食料は確保するものの
住宅への補強などの防災には手が回らないといった結果が出たそうです。
大阪市でも耐震補強に関する補助金制度がいくつかありますので、いくつかの条件はありますが有効に活用して行くべきだと思います。
さて、今回の現場は、奈良県にあるS56年以前の木造住宅です。築年数に比べては手入れされているきれいめなお家でした。まず、下の写真を見てください。
これは基礎と土台と柱をとめるホールダウン金物です!新築では基礎が固まりきる前にアンカーボルトを差しこんで固めるのですが、リフォームではそれが出来ません。
ですので、ボルトを差し込む前に、ケミカルアンカーと呼ばれる何トンもの衝撃にも耐えられるスーパー接着剤を入れて、しっかりとボルトを固定します。
これをつける理由は直下型の地震に対応するためです。阪神大震災があれほどの被害になったのは、横揺れプラス直下型の
下からの突き上げによって柱が抜けた為です。
このイーズガードをつけることにより、基礎と土台と柱がしっかりと固定されるので直下型の地震に対応できるようになります。
地震が起きてから従来のお家は8秒足らずで倒壊してしまいます。
逃げる時間を少しでも長く確保して、お家を守るのではなく、皆様の命をまもる。
それが、耐震工事と言えるのではないでしょうか。