昔から日本人にとって、「地震・雷・火事・親父」の一番初めに挙げられるほど、こわい物の一つが地震であり身近な存在になっています。
地震についてテレビや新聞の報道では、「マグニチュード」や「震度」と言った言葉がよく使われます。マグニチュードは震源で地震が放出するエネルギーの大きさを表し、値が1違うだけでエネルギーにしておよそ30倍も違うと言います。ちなみに関東大震災がM7.9と言われてますが、M7.4で水素爆弾一個のエネルギーに相当するといいます。
それに対して震度は地表における揺れの強さの程度を表す物差しです。震度を表すには震度階が使われていて、日本では気象庁で決めた10階級の震度階が使われています。
私達が暮らしている地球の内部は今も活動していています。その活動で内部のマントルが、表面に押し出されて冷えると、プレートと呼ぱれる岩盤ができます。
そのプレートは幾つもに分れておりプレート上が私達が住んでいる陸地にあたります。
プレートは常に動いているので、プレートがググッともぐる所の近くではその動きによるエネルギーがたまります。そして、エネルギーがある程度までたまると解放される必要が出てきます。エネルギーの解放は、ある範囲の場所が急激にずれて動くことで行われます。
その解放されたエネルギーによって地震波が発生して、地盤を通って地上に達すると、地表がゆれて私達は「地震」を感じます。
この地震エネルギーの解放が始まる場所を「震源」、震源の真上の地表を「震央」といいます。
ですから、プレートの境界と地震の多発地帯はほぼ一致します。まさに日本はそのプレートの境界に位置する国なのです!
兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)は上になるプレートで起った地震で、「活断層」で起きました。つまり、活断層という地殻の弱い部分がずれることによってエネルギーが、解放されて地震が起こったのです。
活断層についてはインターネットや資料をみますと性質や分布はある程度わかっています。ですが、活断層による地震の周期は短くて数百年、長くて数十万年なので、他の地震と同じくいつ起こるかを正確に予測することはできません。
ですから、常日頃の心がけが大事になってきますね。