新年明けましておめでとうございます。神戸支店の河口です。
みなさん、知っていますか?今、揺れを感じる地震が、毎年1000回近く起こっている日本です。
世界中で起こる地震のおよそ10%は、日本で発生すると言われています。
さらにマグニチュード6以上の地震ともなれば、割合は20%超。
いかに日本にとって地震が身近な災害か、分かる数字かと思います。
、近年も熊本や鳥取、函館などを襲った大きなの地震をはじめ
日本各地で多くの事例が報告されています。
今回はちょっといざという時に役立つ地震対策のマメ知識をご紹介します。
意外と知られていない、マグニチュードと震度の違い
まず初めに、「マグニチュード」と「震度」の違いをみなさんご存じですか?
どちらもニュース等で、おなじみの言葉ですが、よく間違ったり混同してしまいそうな言葉です。
私も耐震診断の時にたまにお客様から東北の地震も震度8か9やったもんなぁと言われる事があります。
マグニチュードとは、地震そのもののエネルギーの大きさ(規模)の尺度を指しています。
対して、震度はある特定の場所における地震の揺れの強さを表す尺度のこと。
マグニチュードと震度の関係は、電球と明るさの関係にたとえられます。
電球そのものの明るさをあらわすのがマグニチュードで、震度はまわりの明るさです。
つまり同じ電球の光でも、電球からの距離によって明るさが変わるように、
震源からの近さによって変わるため、1つの地震に対して値は1つとは限らないといわれます。
それと、みなさん、突然の地震が発生した時にご本人やご家族はどこに逃げますか?
みなさんは、万が一災害が起こった時、どこへ避難をすればいいのか、
しっかり把握していらっしゃいますか?
急な震災に動揺してしまい、なかなか確認したルート通りに帰れない、なんて時もあるはずです。東北の震災では関東でも何万人とも言われる人が帰宅難民になりました。
そんな時、「ガソリンスタンド」が頼りになることを知っていますか?
★頼りになる避難所の穴場!?ガソリンスタンドです。
一見、石油に引火する恐れが多く、危険度が高いと思われがちなガソリンスタンドです。ところが、消防法や建築基準法において厳しく制限されているガソリンスタンドでは、たとえ地表面に炎が広がっても引火しないように、地下のガソリンタンクは熱いコンクリートで覆われています。
また建物の構造も一般住宅よりはるかに高強度。ガソリンスタンドの周囲は耐火性のある壁の設置が義務づけられているため、逃げ込む場所となれば、ガソリンスタンドの高い天井の下は安全な避難場所になるといわれています。
実際、マグニチュード7.3を記録したあの阪神淡路大震災や新潟中越地震においても、ガソリンスタンドの安全性の高さが注目されました。周囲の建物がことごとく倒壊・焼失する中、ガソリンスタンドが延焼を食い止めるといった現象が数多く見られたといわれています。
と同時に、一件の火災事故も発生していないその安全性を証明されています。
(写真は阪神大震災で実際に被災したガソリンスタンド)
また、ガソリンスタンドには、必ず消火器具や重機なども備わっており、大規模災害時に火災の延焼を食い止める際や、倒壊した家屋の下からの救出などにも役立ちます。
最近では自動体外式除細動器(通称:AED)なども多く用意されていて、緊急時には大変頼りになる場所となっています。
こうした安全性が注目され、ガソリンスタンドの持つ設備、機能が災害時にも最大限活用できるよう、各県石油組合や各自治体と協力協定を結ぶところが増えているみたいですよ。
あと、ご家族や大事な人と災害マップやどこに避難したらいいかを作ったり話し合っていますか?
私は妻や息子と災害時にどこに避難したらいいかなどは話し合いました。
そこでガソリンスタンド以外にも、いざという時に知っておきたい施設、設備の場所はいろいろあると思います。
そこで備えておきたいのが、災害時用の地図や、帰宅支援マップというのを持っておくといいと思います。
各市町村でもらえたり、配布があると思います。
(写真は明石市の地震ハザードマップ)
ご家族や大事な人と離れ離れで災害に遭遇することも大いに考えられると思いますので、各自で災害マップを持ったり、ご家族などで一緒に共通の災害マップを作る、もしくは、待ち合わせ場所を決めておくこともお勧めします。また、帰宅支援MAPはスマートフォン用のアプリも有りますので、入れておく事もおススメします。電波が入らなくても使える様に考えられています。
地震は、いつどこで起こるかわかりません。自分の街にどんな建物があるとか、どんな高層な建物、強固な建物があるとかは調べたり知っておくのも必要な事だと思います。
いつか必ず来てしまう災害からご家族や大切な人を守るためにちょっとでも役にたてたらと思います。