こんにちわ。体重リバウンド中の診断士、近藤です(涙)
大阪府の高槻市、茨木市等に多くの被害をもたらした北摂地域の地震発生から1ヶ月が過ぎました。
被害に遭われた方々のご冥福をお祈りすると共に少しでも早い復興をお祈りしています。
今回、私達もボランティアでブルーシートを貼る作業のお手伝い等をさせていただきましたが、実際に現場を見て感じたことは被害に遭われている家の屋根は、ほとんどが「土葺き瓦の屋根」だという事です。
スレート板の屋根や、軽量瓦といわれる屋根材を使用しているお家はほとんど被害を受けていませんでした。
地震の揺れが来た時に「頭」が重たいと建物にはとても大きな負担がかかります。
私たちが普段行っている「耐震診断」でも「屋根」はチェック項目の中に入っていまして、軽い屋根ほど診断の結果の点数もよくなります。
さて、今回工事を任せていただいたのは、ブルーシート貼りでご縁がありました茨木市のS様邸
地震で瓦が割れて雨漏れをおこしている状態でした
瓦は昔ながらの土葺き瓦。この瓦の下には土がいっぱい入っています。
今回、その瓦と土を全部降ろしてケイミューさんの商品である「ルーガ雅」という軽量瓦を乗せました。
従来の瓦に比べ重さは半分以下!地震や台風などの自然災害にも強い屋根材です!
猛暑の中での作業。職人さんが言ってましたが、瓦の上に卵を落としたら目玉焼きができるそうです。
それぐらい熱い場所での作業です。職人さん達には頭が下がります。
ルーフィングシート(防水シート)を貼って
瓦を乗せていきます。
S様邸ではルーガ雅の標準仕様ではなく、棟を高くする高棟仕様で施工させていただきました。
完成写真をみていただければわかりますが、和風のお家に格式のある重厚感を持たせる事ができます
お値段は標準仕様に比べて少し高くなりますが、お施主様方の選択肢が増えるのはとてもよい事だと思います。
仕上がりもバッチリで、お施主様には大変喜んでいただけました。
瓦にも寿命があります。いぶしの瓦で30年~50年、セメント瓦で30年~40年ぐらいといわれていますので、今重たい屋根を乗せているのであれば次回葺き替えの時は是非軽い屋根材を使っていただきたいというのが一診断士としての考えです。
熱い日が続きますが、職人さんと一緒に少しでも早く、たくさんの方々の復興のお手伝いができればいいなと思っています。
体調管理に気を付けてがんばります!!