こんにちは。皆様明けましておめでとうございます。
お正月は実家のある島根県の隠岐の島に帰省し、おいしいものをたくさん食べてきました、ダイエット診断士の近藤です。
昨年の6月に起きました大阪の北部地震から半年が経ちました。被害に遭われた方は大変だと思いますが、現場の職人さん達の休みを削っての作業もあって少しずつではありますが復旧作業は進んでいるのかなと思います。
弊社にも例年以上の耐震診断や、耐震改修工事についてのお問い合わせをいただきありがとうございます。
耐震なのにお風呂の写真??
そうなんです!写真は吹田市にあるM様邸の浴室。耐震改修工事を行う際には事前に改修の設計プランをたてます。耐震診断を受けていただいた方には説明しているのですが、壁を補強する時にはお家全体の壁の強さのバランスを考えながら補強しないといけません。
壁の強さに偏りがあると家は倒壊し易くなるのです。そこで注目して見て頂きたいのが!
施工後の写真のこの部分なのですが、浴室の窓の部分に壁を強くする為のブレースが入っています。
もちろん、窓の部分にブレースが見えているので、少し不格好です。(これをオシャレと言ってくださる方も中にはいますが・・・)
私達も通常、補強の案を作成する時には窓の部分の補強は極力外します。
しかし、先程書いたように(壁の強さのバランスを整えるために)どうしてもこの部分を補強しないとお家の点数が上がらない時は、住まれている方と相談し、納得していただいた上で窓の部分も補強の対象箇所になります。
M様のお宅は元々タイルのお風呂でしたが、先の地震で浴室に大きなヒビ割れができていました。
ちょうどユニットバスに変えたい!と思っていた所で、耐震補強の場所も重なったのでこれを機にお風呂の入れ替え工事も同時に行う事になりました。
補強箇所の部分を解体します。
ユニットバスを納める為の下地を作っていきます。配管もしっかりと仕込んでいきます。
柱も新設し、窓も新しいものに入れ替えました。そして!
耐震の補強部材(コボットとブレース)を入れていきます。
完全に破壊されていた(笑??)外壁もしっかりと戻していきます。下地を貼って左官工事をして、
外壁の塗装をしていきます。周りの模様に合わせていくのが職人さんの腕の見せ所です!!
外壁も直って元通り!新しい壁(窓)ができました。
耐震改修工事というのは壁を触る工事です。今回は浴室が絡んだのでユニットバスの入れ替えも一緒にという話になりましたが、例えば部屋の中のクロスが痛んできたというような場合も、耐震改修とクロスの張り替えを別々にやるのではなく、同時に行う事で工事費用を少なくすることができます。
今回は大阪の吹田市の補助制度を利用させていただいての工事でしたので、吹田市さんからは80万円(耐震設計10万円+耐震改修工事70万円)の補助金をいただく事ができ、お施主様も大変喜ばれていました。
各市町村によって補助金の額は違いますので、ご質問等ありましたら弊社までご連絡下さい。
最後に通常の壁の補強の様子を写真で。。
解体前の壁です。部屋が汚れないようにしっかりと養生します。
壁を解体します。この壁の中に耐震の補強部材を入れていきます。
耐震の補強部材(コボットとブレース)の取り付けです。断熱材も入れてバッチリです。
クロスを貼るための下地を張っていきます。
お好みで選んでいただいたクロスを貼って完成です!
2019年のスタートです!帰省して、田舎の人達からもらったパワーで今年も1年頑張ります!
今年1年が皆様にとって良い1年でありますように。。。