皆さんこんにちは。神戸支店の宮島です。
3月末日、こちらのブログでご紹介していた岸和田市 K様邸の補助金を利用した耐震工事が終了しました。
今回、ご主人さんが軽量瓦屋根への葺き替えを決断された事で、補強箇所は再検討となりました。
「軽い瓦は地震に強い」よく言葉では耳にしますが、いまいちピンとこない人もいると思うので、根拠を詳しく説明していこうと思います。
まずは軽い瓦が有利だとわかりやすい動画(1分程度)から。
「軽い瓦に変えると家にかかる負荷が減る」事がわかると思います。
屋根が重いままで、評点「0.7」を目指すプランがコチラ。
4部屋・15カ所の補強工事が必要です
しかし、屋根を軽くして評点「1.0」を目指したプランだと、2部屋・7カ所の補強工事で1.0に届きます。
部屋数が2部屋減る事で工事期間も半分になりましたが、単純に補強個所が半分になれば、工事金額も半分になります。ですが0.7より性能が高い1.0の工事です。
しかし補助額は100万円の満額を使って、耐震改修工事費用の6割以上を補助金で賄えました。
※市町村によって補助の条件と金額が異なりますので、お客様へは都度条件に見合ったベストな案をご提案しています。
K様邸は3年ほど前にリビングのクロス貼り替えや和室の聚楽(じゅらく)を塗り替えたばかり。
奥さんは単純に「工事の部屋数が減るのはありがたいわぁ」との事で、ご主人さんの方は「屋根の工事費用はかかったんやけど、築40年以上経てばどうせ屋根の傷みも考えなあかんのやから、台風や地震で毎度被害が出るのはたまりませんわ。災害の後はどうせ何やかんや言うてすぐ来てくれへんし」との事。
さすが根っからの岸和田魂(?)のご主人さん、損切りの決断の速さも違いました。
そういえば今回耐震工事を行った弊社の増井棟梁も岸和田在住の人。
ますます岸和田の人が好きになった今回の現場でした。
K様、ありがとうございました!!