皆様こんにちは。神戸支店の宮島です。
過去、こちらのブログでご紹介したM様より「雨漏りがするので見てほしい」とご相談がありました。
その日の内にお伺いして状況を確認した所、確かに現在進行中の雨漏りが…
お客様だけでなく、私たち自身が屋根と壁の外回り工事を行っているのに、雨漏れが発生すると言うのは納得できない話です。
意地でも原因を見つけなくてはいけません!!
雨漏りに関してはどの事業者も言っている事ですが、出口を見ても途中どの道筋を通っているかが分からない為、シンプルに入口を見つけてそこを叩くしかなく、原因究明には散水して出口で待つと言う作業を根気よく行う必要があります。
ちなみに青の矢印が雨漏れを確認している箇所で、黄色が散水テストを行った場所。
散水テストは順番に下から行いますが、自然な雨のかかり方では無い為、すぐ原因が判明する事もあれば、そうではない時もあります。
奥さん曰く「大振りの雨で漏らない時もあれば、小雨で漏るときもあるんですよ…」
日を変えて訪問する事4回、散水テストを地道に続けても原因が分からない為、弊社自慢の増井棟梁にお願いして壁の解体をしてみたところ、
壁のど真ん中から突然雨染みが始まっています。
上を覗いたところ…
水は垂れてきていません。反対(外)側は
外回りの工事で唯一触っていなかった銅板屋根の所でした。
原因は単純に銅板の劣化や、または隙間なく貼ってある銅板のスキマから毛細管現象で真横に雨が吸い上げられたのが原因の様です。
実は雨漏り調査における解体着手は怖いものでして、開けた場所で原因が分からない(もっと上から垂れてきている)場合は、際限なく解体を続けなくてはいけません。私も下の写真の様な点検口が3つも4つも開いているお家を見た事があります。
下の写真は洋室の天井ですが、M様邸の雨漏れ箇所は和室でしたので、点検口はかなり不細工な見栄えになってしまいます。
とにかく原因がハッキリしましたので、一旦は養生を施し現在職人を手配中です。
これでやっとM様も私も「枕を濡らして」ならぬ「枕を涸らして」眠る事が出来ます。
株式会社ナカタでは、お客様から何らかのご相談があった場合、原則即日もしくは翌日の対応を心掛けています。