皆さんこんにちは。神戸支店の宮島です。
昨日、吹田市のY様邸にて屋根の葺き替えと外壁の塗装工事が終わりました。
私は普段から、屋根の葺き替えを検討されるお客様へは軽量瓦とカラーベストの両方をお勧めしていますが、近年の台風の強さは侮れません。
私が子供の頃は、学校が休みになる程度の「神様の恩恵」ぐらいに思っていたのですが、近頃の異常気象はもう訳が分からなくなって来ています。
今回Y様は猛威を奮った2018年の台風21号の教訓から、風に強い軽量瓦のルーガを選んでいただきました。
材料が安いに越した事はないのも事実ですが、最近のカラーベストは長寿命になったと言えど、十数年経てば塗装が必要にもなります。
弊社の値段設定では、その必要になる屋根塗装の費用を先に上乗せしておけば、台風に強いルーガの値段になります。
前述のカラーベストですが、去年塗装した茨木のお客様の屋根はカラーベストに使う棟の板金が台風で飛ばされて無くなっていました。
そういう”後からかかるお金”はなるべく減らしたいとの事で、Y様は今回私一番の推し材であるルーガ鉄平のストーングリーンで屋根を葺き替える事に。
お父様の代から40年以上の間、お家の思い出を守って来た瓦達…所々表面が欠けており、瓦としての役目を果たせなくなってきています。
漆喰もボロリと取れていて、葺き土がむき出しの状態…このまま雨で削れていけば、確実に雨漏れを起こします。
家は生活の拠り所であり、思い出の詰まった場所です。
任せていただいたからには、お客様の期待以上になる仕上がりを目指したいです。
せっせと瓦をめくり…大量の土が出てきました。
ここまで土が多いのも珍しいです。
土を全て下ろします。
下地の構造用合板を貼ったら晴れている間にルーフィングまで一気に進めます。
ルーガは棟の部分までしっかり部品が作りこまれていて、且つその部分も台風に強いと言う優れものです。
屋根が終れば今度は外壁です。
過去業者さんでひび割れ部分のコーキング処理をされていますが、なぜかベージュではなく、色の異なる灰色や白色のコーキングを打たれているので、ヒビが余計に目立ちます…
私たち行う外壁塗装はただの塗装屋さんの外壁(防水)塗装ではなく、耐震屋の外壁(補修+防水)塗装です。
”柔らかいコーキング”ではなく、左官屋さんを呼んで”固いモルタル”でしっかりとヒビを埋めてから、完璧に塗り上げます。
今回のY様邸外壁はかなり傷んでおり、防水性がほぼゼロに近かった為、あえて下塗り材をメーカーさんが規定している量の1.25倍ほど大量に使用します。
そして今回使用したのはもちろんアステックペイントさんの「シリコンREVO1000」と言う塗料。
シリコンの成分を一般的なシリコン塗料よりも約3倍含んでいるスーパーリッチな水性形外壁用塗料。
もちろん家を守るために必要な3つの性能である、高耐候性・低汚染性・遮熱性を兼ね備えています。
色はデザイン性の高いルーガ鉄平(ストーングリーン)に併せて、白色に少し緑色が混ざったホライゾンブルーを選んでいただきました。
そして完成!!
前回のS様と同様に、ここまでガラリとイメージを変えていただいたので、配色通り爽やかな毎日が始まると思うと、私までウキウキします(笑)
Y様、本当にありがとうございました!