こんにちは。(株)ナカタの上村です。
9月末~10月上旬まで西宮市Y様邸で外壁塗装・白蟻防除・テクノガード工事を任せて頂きました。
Y様邸では元々奥様のご両親が住まわれており、今年の初めにお父様が亡くなられたので奥様が実家に
戻ってこられてお家をどうしようか検討されていました。
生前お父様が「大工さんが丁寧に仕事した家に手を付けるもんじゃない」という断固たる意志で長い間メンテナンスを一切されていませんでした。
施工前の写真です。外壁には大きなクラックが入っており、床下の湿気は20%越えで赤信号が付いています。
(床下の湿気は13%~16%が正常です。一番右の写真の中心にある白いものは腐朽菌といってカビです。)
正にお父様のおっしゃる通りで大工さんの仕事は素晴らしく立派な丸太梁や、火打ちが入っていました。
ですが木造住宅の天敵は「水」です。
まずは必要なメンテナンスをして水から家を守ることで家を長持ちさせることが重要なのです。
奥様もメンテナンスのことを考えており、和室のじゅらくも気になさっていましたがまずは雨からお家を守る
ことが大事と決意され今回の工事を任せて頂くことになりました。
初日は床下工事を実施しました。
まずは木部・土壌の白蟻防除をし、湿気対策として「テクノガード工法」で床下の土を樹脂でカチンコチンに固めて
湿気と白蟻が床下へ上がってこれないようにします。(2~3か月かけてゆっくりと樹脂が固まります。)
これで床下の湿気・白蟻対策はバッチリです。
2日目からは足場を立てて外壁塗装です。
スケジュールは
足場組み→外壁洗浄→ヒビ補修(Vカット)→下塗り→中塗り→上塗り→仕上げ
となります。
施工前の写真です。外壁のクラック・コーキング補修跡・汚れが目立っており見栄えもあまりよくない状態でした。
まずはヒビ補修のVカットを左官職人さんにしてもらいます。
Vカットでヒビを広げ、新たにモルタルを詰めることで傷口に水が入ることを防ぎます。
その上から塗装の職人さんで模様合わせをし、塗装を始めていきます。
手間ですが、これをしないと後から傷口に水が入っていくので大事な作業です。
この後塗装をしていきます。
塗装後のお家です。軒の部分までキレイに塗っています。
窓上のヒビもVカットと模様合わせのお陰で跡もほとんど残っていません。
実は今回奥様に一番喜んでいただけたのが、玄関ピーリングの張替え・雨戸塗り・カーポート波板の張替えといった細かい工事なんです。
「そこまでやってくれるんですか」と喜びの声も頂けたので僕も鼻高々です(笑)
毎度のことですが、職人さんの細かい気遣いには感謝しています。
初現場でかなり緊張しましたが、奥様の喜んでいるお顔や、職人さんがいつも笑顔で仕事をしてくれるお陰で緊張も和らぎ
スケジュール通り工事を終わらすことが出来ました。
皆様これからも(株)ナカタをよろしくお願いします。